広島2024冬へ参加してきました

こんにちは、はいれすです。

広島大会に参加してきたのでそのレポートを書こうと思います。

開会前

7:14に駅を出発し、8:56に福山駅に着きました。これまで何度も広島や関西のオフ会に参加してきたので、これぐらいの移動は正直苦ではなかったです。

会場について、kan_cubeさんのお母さんと話をしました。メガの決勝に行けるかどうか不安で緊張しているという旨を伝えると、私を励ます言葉をかけてくれました。

あと、笛さんが「笛」と書かれた紙を提げていたのが面白かった。僕もやればよかったな。

Megaminx、開始

さて、ついに競技が始まります。最初はメガ。僕のメイン種目です。

ジャッジは梅子さんでした。知ってる人がジャッジだとちょっとだけ安心する。

さーて、インスペクション終えて、メガを揃え始めていくのですが……

 

ない。

さっき入れたはずの、クロスが無い。

体感10秒ぐらい、時が止まりました。ほんっっっとうに焦った。

あー、これじゃover60してるだろうな、まあ1試技目だしいいか、と思いながらタイマーを止めると……

54.34。

なんだ、意外にいいじゃん。あれだけ最初焦ったにしては。

思ったよりいいタイムが出たので、ちょっとだけ落ち着きました。

続いて、2試技目、57.17。X5-にしては良かった。

3試技目、57.81。F1だったのに開始面を間違えかけてタイムロス。

こんな感じで、2回連続で57秒台。ちょっと遅いなと思いつつもまあこんなもんか、と思っていました。

そして、4試技目。

まあまあ早く行けたんじゃないかと思っていると、なんと、A1-が来ました。

勝利を確信し、タイマーを止めると、

49.64。

sub50きたああああ!!!

いやー、これは本当に嬉しかった、本当に。

そして、ラスト、5試技目。ウキウキしながら、そして緊張しながら臨みました。

途中までいい感じで、PLLもF5-だったので、いい記録が出るんじゃないか、そう思っていたのですが……

 

【悲報】我、F5-の手順を忘れてしまう

 

焦った。だって、何回回しても、F5-にならないんだもん。

(あとから検証してみると、どうやら最初のRした後のUの向きを間違えていたようでした)

そうして結局2lookでPLLを揃えました。タイムは1:04:11。うーん。

ちょっとモヤモヤした気持ちで試技を終え、あとは決勝に入れることを望むのみ。平均は56.44。決勝ラインのギリギリなので、本当に微妙なタイム。

頼む、残ってくれ……!頼む……!

きたああああああ!!!!!!!

というわけで、決勝行きが、確定しました。嬉しい。マジで嬉しい。

ちなみに、今回はtakeさんに動画を撮ってもらう予定だったのですが、ラウンドの都合上撮ってもらうことが出来ませんでした。まあいいや。大した記録でもないし。

3x3x3 1回戦

続いて3。これに関してはメインじゃないのでお遊び感覚で参加しました。

その結果……

なんか、早くない?

まさか平均10秒台が出るとは思わなかったのでびっくり。2回戦には進めるでしょうが、これを越えられる気がしない。

待ち時間

3の1回戦の後はピラとスキューブの予選があったのですが、僕はそれらには出ないので、暇な時間が出来ました。

そこで、らいひーさんにメガのアドバイスを貰うことにしました。

F2LやS2Lの、重要なテクニックを非常に親切に教えてくださったので、とても助かりました。これからもしっかり練習をして、教えてくださったことを無意識下にできるまで習得をしていこうと思います。

3x3x3 2回戦

カス過ぎた。

まあ、1回戦で10.95出しましたし。私の本命はメガですし。

Megaminx 決勝

大変でした。

まず、3試技目でAUFミスによる+2が発生し、58秒を記録。その後、目にゴミが入ったのか涙が止まらなくなり、残りの2試技にあまり集中できませんでした。

が、なんか知らんけどPR更新。55.39。

NR18。目標だったNR20以内に入ることが出来て満足です。

あとらいひーさんがNR更新してましたね。おめでとうございます。

大会、終了―――

終わってしまった。

本当に楽しかったです。実行委員の方々、delegateの方々、本当にありがとうございました。

今日から私はルービックキューブ(によく似た5角形のパズルの)日本18位を名乗っていこうと思います。

 

メガミンクスの揃え方

みなさんこんにちは、はいれすです。

今回はメガミンクスの揃え方を解説していきます。

スター

こんな感じで3x3x3でいうクロスを作ります。

特に言うことはありません。クロスができるならスターもできると思います。

スターの色は絶対に固定してください。メガミンクスは色が多いので、CNには不向きだからです。色は白にすることを強く推奨します。

F2L

3x3x3と同じように下二段を揃えます。

例えば、この黄色・紫のペアを揃えることにします。

まずはパーツを探して、入れる先のスロットの上の面、ここでは橙色の面にF2Lのパーツを持ってきます。

エッジが見つかったので、右面を回してパーツを橙色の面に持っていきます。

次にコーナーを探します。今回はこの位置にありました。

橙面との位置関係はこんな感じです。矢印の通りに動かしていけば持っていくことが出来そうです。

移動が完了したので、橙面を上にして3x3x3のF2Lと同じように揃えます。

このようにして残り4スロットも同様に入れます。

S2L

S2Lとは、Second 2 Layerの略です。その名の通り、F2Lの次の二層、中層部分を揃えていきます。

最初にこの2つのエッジを揃え、側面にスターを作ります。

私は緑色から始めているのですが、皆さんは好きな色から始めてもらって大丈夫です。ただし、このS2Lの最初の色は固定してください。理由はスターの時と同じです。

ここに入れるパーツを探します。今回はここにありました。

とりあえずベージュ・緑の方を先に揃えることにします。

まず、こんな感じで灰色の面に出します。

さっきの視点から見るとこのような位置関係になります。

この場合だと、ベージュ色をF面として、U R' F で揃いますね。

空色・緑のエッジも同様に揃えます。

側面のスターを揃えると、ここに3つのS2Lスロットができるので、3x3x3のF2Lのようにこれらを揃えていきます。

こちらもF2Lと同じように、入れる先のスロットの上の面にパーツを集めてから3x3x3のF2Lのようにスロットインします。

最初に赤・ベージュのペアを揃えます。エッジは既にここにあるのでコーナーを探します。

ありました。

この矢印のように持っていけば良さそうですね。

コーナーの移動が完了しました。

あとはF2Lと同じようにスロットインするだけです。

残りのスロットも同じように埋めます。

次に、右側に移り、ここのエッジを揃えてスターを作ります。

するとここに2つのS2Lスロットができるので、さっきと同じようにパーツを入れていきます。

3つ目の面も同じようにします。

さて、最後の面(私の場合はピンク)は、少し例外的な揃え方をします。

まず、先程と同様にエッジを揃えて側面のスターを作り、

左側のスロットにパーツを入れます。

さて、問題は下のピンク・赤ペアで、

ここのペアを揃えようとしても、その上の面は既に揃えているので使うことができません。

そこで、この最後の面を回転させて、

ここにスロットインします。

スロットインを終えたら、この面を元に戻します。

最後にこのピンク・ベージュペアを揃えます。

これにてS2Lは終了です。

OLL

3x3x3と同様に、エッジの向きを揃えてからコーナーの向きを揃えます。

エッジ

エッジの状態は3種類あります。それぞれのケースについて手順を解説します。

・対面する2エッジが反転している場合

上面をこの向きにして、F (R U R' U') F' を実行します。いわゆる3x3x3の6手OLL(のT字の方)です。

・隣接する2エッジが反転している場合

上面をこの向きにして、F (U R U' R') F' を実行します。6手OLLのP字の方です。

・1つを除いてすべて反転している場合

上面をこの向きにして、F (R U R' U') F' を実行すると、隣接する2エッジが反転している状態になります。

コーナー

コーナーは、セクシームーブ(の上下反転)を使って向きを変えていきます。

まず、向きが揃っていないコーナーを手前右側に持ってきて、

R' D' R D を2回、または4回実行します(Dは正面から見て右下の面を指します)。すると手前右側のコーナーの向きが正しくなります。

そして、まだ向きが揃ってないコーナーを、上面を回転させ手前右側に持ってきて、

同じように手順を回して向きを正します。

これを繰り返すとOLLが完了します。

PLL

エッジの位置を揃えて、その後にコーナーの位置を揃えます。

エッジ

エッジは、JbパームとTパームを使って位置を揃えていきます。

U面を回転させてみると、

・どこかで2つのエッジの位置が揃う場合

・どの向きでも1つのエッジしか位置が揃わない場合

の2通りがあります。

・2つのエッジの位置が揃う場合

この場合はさらに2つの状態に分けることができます。

・隣接する2つのエッジが揃う場合

その2エッジが左手前に来るように持ち替えて、

Jbパーム(R U R' F' R U R' U' R' F R2 U' R')を1回か2回実行すると揃います。

Jbパームを一回行うごとに上面のエッジがこのように移動します。

・対面する2つのエッジが揃う場合

その2エッジが手前と右奥に来るように持ち替えて、

Tパーム(R U R' U' F R2 U' R' U' R U R' F')を1回か2回実行すると揃います。

Tパームを一回行うごとに上面のエッジがこのように移動します。

・1つのエッジしか位置が揃わない場合

どの向きからでもいいので、JbパームかTパームを回すと2つのエッジの位置が揃う場合になります。

コーナー

上面を回しながらR' D' RR' D R を交互に回すことで、コーナーの位置を入れ替えていきます。

まず、位置が揃っていないコーナーを手前右側に持ってきて、

R' D' R を回してそのコーナーを下側に入れます。

次に、上面を回し、そのコーナーが本来あるべき位置が手前右側に来るようにします。

そして、R' D R を回し、下に入れていたコーナーを本来あるべき位置に挿入します。

すると別のコーナーが下側に入るので、さっきと同じように、そのコーナーが本来あるべき位置が手前右側に来るように上面を回し、

R' D' R を回します。

そして上面を回してR' D R を回し……というのを繰り返すと、コーナーの位置を全て揃えることができます。

ただし、最初に揃っていなかったコーナーの数が偶数個(4個)の場合は少し例外的で、

3回目の入れ替えが終わった後、このような状態になります。

まだ位置が揃っていないコーナーがありますが、下側には上面のコーナーは入っていません。

この時は、入れ替えを始めるときのようにまだ揃っていないコーナーを手前右側に持ってきて、R' D R を回すことで、入れ替えを続行することができます。

完成!!!

これにてメガミンクスの全工程は終了です。お疲れさまでした。

配色を覚えればこのやり方でも2分半を切れると思います。

分かりにくいところや解説が必要なところなどがあれば、この記事にコメントを書くか、twitterの@hires1618までDMを送ってください。

メガPLL全攻略RTA

この記事はSpeedcubing Advent Calendar 2023の14日目の記事です。13日目はうぃるうぃるさんの「すべての面は片手で回せる」、15日目はたびなーさんの「さっさと効率よく速くなりたい人へ」です。

自己紹介

先送りにするはいれす、来月。

というわけで、はいれすです。

説明するのが面倒くさいので、自己紹介はこれを見てください。

前置き

皆さん、メガPLL、覚えたくないですか?

覚えたいですよね。まさか、今時覚えたくないとか思っている人はいません……よね?

よく「メガPLLは覚える量に対してメリットが割に合わない」という言葉が言われます。「日本で151個PLL覚えてもアメリカだと1ドルらしい」なんて比喩もされてしまっています。

しかし、実はメガPLLの覚える量は大したものではありません。効率の良い正しい覚え方をすれば、誰でも1か月足らずで全てのメガPLLを覚えきることが可能です。

……え、「でもメガPLL覚えるよりF2LとS2Lの最適化した方がタイム縮められるじゃん、俺はさっさと効率よく速くなりたい」だって?

いいですか、メガPLLを覚えることはメガPLLに対する「救済」なのです。あなたもメガPLLを覚え始めればこの感覚がわかるはずです。「メガPLL全部覚えた人は漏れなく変なことを口にしだす」なんて言葉もありますが、僕から言わせてみればメガPLLを覚えてない人の方がよっぽど変です。

ですから、皆さんも2月の広島大会に備え、メガPLLを全部覚えて正しくなっていきましょう。なお、広島大会2024冬はメガPLLを2lookで回すとDNFになる特別ルールがあるらしいです。嘘です。

なお、アドカレの2日目にメガミンクス日本3位のsumさんという方が「Megaminx PLL 全手順会議議事録」という記事を投稿されています。こちらもメガPLL全151手順の説明が載っています。というかそっちの方が分かりやすいです。この記事を作成する際も勝手に参考にさせて頂きました。

効率の良い覚え方

それで、メガPLLを効率良く覚える方法について。……というよりは、物事を効率的に暗記する方法について。

私が非常に重要としているポイントが4つあります。それは、

1.何度も繰り返し復習する

2.自分なりに解釈して落とし込む

3.アウトプットをする

4.集中力

です。

1について、これは皆さんが学校の勉強などで何回も言われていることだと思います。一回PLLを学んだだけでは、一度寝て起きれば半分以上は忘れてしまいます。しかし、何回も復習を行うことで、その忘れる割合が減っていき、記憶に定着していきます。

2についてですが、私はメガミンクスの指使いがあまり得意ではなかったため、3のLL手順のように手に染み込ませて覚えるということができませんでした。そこで、手順を分解して知っている手順に落とし込んだり、他の手順との関係を考えながら回して覚えていきました。また、PLLの判断をするときに、「1つ、右、隣接、I2+」のように判断基準を声に出して確認したりも行いました。それと、PLLの形と手順の始めを無理やりこじつける、みたいなのも有効です。

3について、アウトプットというのは、メガPLLについて自分なりにまとめたり、メガPLLを誰かに教えたり、そういう行為を指します。これらのことをするには、自分がメガPLLについてちゃんとわかっていないといけません。つまり2番の「自分なりに解釈して落とし込む」という行為が必要不可欠なのです。そして、気づいた人もいるかもしれませんが、実はこの記事そのものがアウトプットの一つになっています。自分がこの記事を書いた理由の一つは、アウトプットを通じてメガPLLの定着を図るためだったのです。

そして最も重要なものが、4番の集中力です。言い換えれば、「メガPLLを覚えよう!」というやる気です。これが無いと、どんなに記憶力があろうが、いつまで経ってもPLLを覚えることは出来ません。

メガPLL特有の性質

さて、ここまで紹介してきたのはメガPLLに限らずあらゆる分野で使える方法ですが、それに加えて、メガPLLだからこそ使える覚え方のテクニックがあるのでそちらを紹介します。

1つ目のテクニックが、覚えるものを極力減らすということです。

これは主に開始面を覚えるときのことなのですが、例えばSpermの判断を例にとってみると、「S3+はペアを〇面と〇面に置く」とするよりも、「S3+はペアとペアの間を〇面に置く」と覚える方が覚える量が少なく済みます。

もう1つのテクニックは、前後反転を利用することです。

メガPLLは通常 (アルファベット)(数字)(±) の形で表記されます。アルファベットは大まかな分類を表し、数字はその中の小さな分類を表します。そして±は鏡像を表します。鏡像と言いますが、メガミンクスでは指使いの都合上ほとんどの場合手順や開始面は前後反転になります。

この前後反転というのは、U-L-BLコーナーとU-Rエッジを結んだ直線を軸として反転します。そのため、あるPLLの±を反対にすると、そのPLLを構成するパーツはR面↔R面、F面↔BR面、L面↔BL面という感じで動きます。

ここで注目すべき点は、前後反転の軸上にあるU-L-BLコーナーとU-Rエッジは一切動かず、R面のパーツはR面以外に動かない、つまりこれらは±で共通ということです。

そこで、例えば開始面でR面にあるパーツを±の判断基準にするなど、この性質をうまく利用した判断基準を利用すると、楽に覚えることができます。

また、あえて前後反転を使わず、±で開始面の位置を揃えておくことで覚えることを減らすという手もあります。

ツール

私はJamesさんという方が制作したメガPLLの手順表を使用しました。習得度が分かりやすいように、下図のように習得したPLLに色を付けてチェックしました。

また、メガPLLを練習できるサイトも使用しました。使い方は簡単で、練習したいPLLを選んで、Train(ランダムに出てくるモード)とrecap(1回ずつ出てくるモード)を選ぶだけです。

おまけ1 全PLLの手順/判断基準

A, W, E, H, U, M, Z, Q, D, F, J, N, T, Y, V, B, R, P, S, C G, I, K2, L, K1, Xの順番でメガPLLの手順・判断基準・覚え方について解説していきます。

各PLLは、

(画像)

(PLLの名前):(手順)

の形で紹介します。

本来はここをRTA形式で解説する予定だったのですが、私がRTAを走った時に記録をし忘れてしまったので、普通の解説形式とさせて頂きます。あと書く時間がなかったので(ただの怠惰)、解説の質は低いです。メガOLL全習得RTAの時はちゃんとやるので許してください。何でもしますから(何でもするとは言っていない)

用語

PLLの判断に関する用語を紹介します。

・パターンの名称(独自用語を含む)

ヘッドライト:1つの側面の両端の色が揃っている状態

ブックエンド:2側面の両端の色が揃っている状態

ペア:色が2つ連なっている状態

バー:1つの側面に色が3つ連なっている状態

ブロック:角に色が3つ連なっている状態

屋根:2側面の色が全て揃っている状態

箱:バーの両端にペアがくっついた形

Jブロック:バーとペアがくっついた形

Tブロック:ヘッドライトの両端にペアがくっついた形

Rブロック:ヘッドライトの片端にペアがくっついた形

Cブロック:ペアが2つ隣接した形

・偽

コーナーの2色をひっくり返すと○○ができるものを偽○○と呼びます。例えば、上図のPLLの赤で囲んだところについて、コーナーの2色をひっくり返すとペアができることが分かるので、これは偽ペアと呼びます。同様に、青で囲んだ部分は偽バーと呼びます。

PLLの8割ぐらいはこの「偽」の概念を用いて判断します。普通のペアやブロックと同じぐらい早く判断できるようになっておきましょう。

・闇堕ち

偽○○を○○に変換すると△△となるPLLを闇堕ち△△と呼びます。例えばX6の偽バーや偽ペアをバーやペアに直すとF1になるため、X6は闇堕ちF1と呼ばれます。

なお本来の闇堕ちの定義はこれとは異なるものらしいですが、専門用語が大衆に広まる際に間違った意味が定着するのはよくあることです。仕方ないね。

R線

この記事では下図の赤線のことをR線と呼称します。これは完全にここでしか使っていない独自用語です。

この線を基準にするとPLLの判断が楽になる場合があります。理由は、PLLを前後反転してもR線との位置関係は変化しないからです。詳しくは個々のPLLの解説で説明します。

F1

F1+ : R2' U2 R2 U R2' U2 R2

F1- : R2 U2' R2' U' R2 U2' R2'

F1は非常に手順が簡単で、ほかのPLLの手順の中にも出てくるので先に紹介します。

バーとTブロックがあったらF1です。開始面は、バーとペアが隣接している2側面を左側に持ってくる、と覚えたらよいと思います。

F1+とF1-は逆手順かつ鏡手順です。

A・W

A1+ : F' R' F R U' R' F' R2 U R' U' R' F R

A1- : R' F' R U R U' R2' F R U R' F' R F

A2+ : (y') R' U2' R U' R' F' R U R' U' R' F R U2' R

A2- : (y') R' U2 R' F' R U R U' R' F R U R' U2 R

W : R' U2' R' U2 R U2 R U' R2' U2 R2 U2 R' U R

箱があればA1、ブロック2つと偽ペアがあればA2、ブロック2つと偽バーがあればWです。A2とWは非常に間違えやすいのでよく見る必要があります。

A1は、ヘッドライトをR面に置いたときに箱が奥側にあれば+、手前側にあれば-です。

A2は、開始面に持ってきた後そこから見えるブロックを挟んだブックエンドで判断します。赤丸のところの色が同じなら+、異なれば-です。

A1±、A2±はそれぞれ逆手順です。

E

E1 : R U R' U R' U' R F' R U R' U' R' F R2 U' R2' U R

E2 : (y) F' R2' U2 (R U R' U' R U R' U' R U R') U2 R2 F

E3 : L' (R U2 R' U' R U R' U' R U R' U' R U' R') L

ブロックが1つだけ存在して、かつペアやバーが存在しません。

ヘッドライトが見えた場合はE3、それ以外の場合はブロックを左前に持ってきて、そこから偽ペアが見えたらE1、見えなかったらE2です。

E1は3のJbに後ろのスロットを絡めたような手順、E2は[F' R2' U2 : (R U R' U')x3]、E3は[L' : (R U2 R' U' R U' R')x3]です。

U・M

U1+ : R' U' R U' R U R2' U R U' R U' R'

U1- : R U R' U R' U' R2 U' R' U R' U R

U2+ : R U R' U2 (R' U' R U' R U R2' U R U' R U2' R')

U2- : R' U' R U2' (R U R' U R' U' R2 U' R' U R' U2 R)

M : (y2') R U R' U2' R' U2' R U R' U R2 U' R' U2 R U' R' U R U' R'

屋根があったらU1、バー2つとヘッドライトがあればU2、バー2つのみがあればMです。U2とMは間違えやすいので注意して区別する必要があります。

U2とMはどれもF面とBR面にバーが来るので、バー2つを見つけてこの位置に持ってきてから判断すると良いです。

Uの±は、エッジの移動の向きが時計回りなら+、反時計回りなら-です。Mは左右対称なので±がありません。

U1+とU1-は逆手順かつ鏡手順、U2+とU2-はそれぞれ[R U R' : U2 U1+]と[R' U' R : U2 U1-]で鏡手順です。

Z

Z1 : R' U' R' U' R F R' F' U R F' U' F U2 R

Z2 : R' U2' R' U' R F R' F' U R F' U' F U2' R

Z3 : (R' L' U2 L U R) (BR F U2' BR' U' F')

バー1つとヘッドライト4つがあります。

エッジの交換が隣接x2だったらZ1、隣接/対角だったらZ2、対角x2だったらZ3です。

Z1とZ3はどちらもBR面にバー、Z2だけF面にバーです。

Z2は[R' U' R : Z1]です。

Z3について、BRとFは同時に回すと良いです。どうしても無理な人は持ち替えましょう。

H・Q

H1+ : (R U2 R' U2 R U' R' U' R U2 R') U (R' F' R U R U' R' F)

H1- : (F' R U R' U' R' F R) U' (R U2' R' U R U R' U2' R U2' R')

H2+ : (R2 U2 R2' U' R2 U' R2') y' (R2' U' R2 U' R2' U2 R2)

H2- : (R2' U2' R2 U R2' U R2) y (R2 U R2' U R2 U2' R2')

Q1+ : (R2' U2 R2 U R2' U2 R2) U' (R2' U2 R2 U R2' U2 R2)

Q1- : (R2 U2' R2' U' R2 U2' R2') U (R2' U2' R2 U' R2' U2' R2)

Q2+ : (R' U2' R U' R' U2') R2 (U2' R' U' R U2' R')

Q2- : (R U2 R' U R U2) R2' (U2 R U R' U2 R)

HpermとQpermはエッジの5点交換です。H・Qともにすべての側面にヘッドライトがあります。エッジの5点交換は8種類ありますが、そのうち回転対称なものがH、非回転対称なものがQです。回転対称なHはどこからでも手順を回すことができます。

それぞれの区別については、メガの配色を覚えているなら隣接/対面ヘッドライトを使うのが良いと思いますが、偽ペアを使う方法だと、

偽ペアが全ての側面にある→H1

偽ペアがない→H2

偽Cブロックがある→Q1

上記のどれでもない→Q2

とすることで判別できます。

Hの±はエッジの移動の向きを見るのが良いと思います。Q1、Q2の±は偽ペアの位置でやると良いと思います。

H1±、H2±、Q1±、Q2±はそれぞれ逆手順で、H1±以外は鏡手順でもあります。

H2はRをR2に変えたスーン系手順を使います。Q1+とQ1-はそれぞれF1+ U' F1+とF1- U F1-です。Q2は(R U2 R' U R U2 R')というOLLとその鏡手順を繋げたものです。

D

D+ : R U2 R' U' R U R' U R U2' R' U2 R U2 R'

D- : R' U2' R U R' U' R U' R' U2 R U2' R' U2' R

バー1つとブロック1つがあったらDpermです。ヘッドライトをR面において、バーとブロックの位置で±を判断します。ブロックのない方を最初に上げると覚えましょう。

D±は鏡手順です。Dの手順はかなり覚えやすいと思います。

F

F2+ : R U R' U2 R' U2' R2 U' R' U R' U2 R

F2- : R' U' R U2' R U2 R2' U R U' R U2' R'

F3+ : R' U2' R U' R U R2' U2 R U2' R U' R'

F3- : R U2 R' U R' U' R2 U2' R' U2 R' U R

F4+ : R U R' U R2 U2' R2' U2' R U2 R U2 R' U2' R'

F4- : R' U' R U' R2' U2 R2 U2 R' U2' R' U2' R U2 R

F5+ : R U2 R U2' R' U2' R' U2 R2 U2 R2' U' R U' R'

F5- : R' U2' R' U2 R U2 R U2' R2' U2' R2 U R' U R

F2・F3はRブロック、F4・F5はヘッドライトとペアがあります。

F2・F3はバーとヘッドライトをF面とBR面に持ってきたとき、RブロックのペアがR面側にあればF2、そうでなければF3です。最初のRの方向は、バーがある方を上げると覚えると良いと思います。

F4・F5はペアとヘッドライトが隣接していたらF4、隣接していなかったらF5です。F4はヘッドライトを、F5はペアをR面に持ってきて手順を回します。F4はペアがある方を上げる、F5はヘッドライトがある方を上げる、と覚えると良いでしょう。

F2±、F3±、F4±、F5±はそれぞれ鏡手順、F2とF3、F4とF5はそれぞれ逆手順です。F5-はWと2手を除いて手順が同じです。

UとU2を間違えないように回すことに注意しましょう。

J

J1+ : R U R' F' R U R' U' R' F R2 U' R'

J1- : F U' R' F R2 U' R' U' R U R' F' R U R' F'

J2+ : R' U2' R U2 R' U R U R U2 R' U' R U' R2' U' R

J2- : R U2 R' U2' R U' R' U' R' U2' R U R' U R2 U R'

J3+ : R' U R2 U R' U R U2' R' U' R' U' R U2' R' U2 R

J3- : R U' R2' U' R U' R' U2 R U R U R' U2 R U2' R'

J1はJブロックが2つ、J2・J3はJブロックとヘッドライトがあります。

J1の場合、JブロックがJbだったら+、Jaだったら-です。J1+はF面とBL面にバー、J1-はL面とR面にバーを持ってきて手順を回します。J1+は3のJbそのままで、J1-もJbに似たような手順なので覚えやすいですが、開始面でのJブロックの位置関係を間違えやすいので注意が必要です。

J2・J3の場合、ヘッドライトがJブロックに隣接していたらJ2、隣接していなかったらJ3です。Jブロックのペアの部分がR面に来る位置に持ってきて手順を回します。バーがある方を最初に上げる、と覚えると楽だと思います。

J2±、J3±はそれぞれ鏡手順で、J2+とJ3+、J2-とJ3-はそれぞれ逆手順です。

N

N1+ : R U2 R' F' R U R' U' R' F R2 U2' R'

N1- : R' U2 R' U2' R U' R' U2' R U2 R

N2+ : R L U2 L' U R' L U' R U2 L' U2 R'

N2- : R' U2 R' U2' R2 U R2' U' R2 U R2' U R2 U2 R' U2' R

Nはペアが5つあります。

上位勢はエッジの位置でN1±・N2±を判別しているらしいですが、僕はよく分からないので偽ヘッドライトを使った判別方法について書こうと思います。

まず、偽ヘッドライトがない側面があればN1、偽ヘッドライトが全ての側面にあったらN2です。

N1だった場合はペアの位置から±を読み取り、ペアが右側にある場合(+の場合)は偽ヘッドライトをR面とBL面に、ペアが左側にある場合(-の場合)は偽ヘッドライトをL面とBR面に置いて手順を回します。

N1+は[R U R' : J1+]です。N1-もかなり覚えやすいと思います。

N2だった場合はペアの位置で±を判断した後、そのままの向きで手順を回します。N2は回転対称なのでどこからでも手順が回せます。

N2-はN1-と始まりが同じです。

T・Y

T1 : R U R' U' R' F R2 U' R' U' R U R' F'

T2+ : R' U2' R U2 R' F R U R' U' R' F' R2

T2- : R2' F R U R U' R' F' R U2' R' U2 R

T3+ : R2' U2 R2 U R2' U' R2 U R2' U2 R2

T3- : R2 U2' R2' U' R2 U R2' U' R2 U2' R2'

T4+ : R U R' U (R2 U2' R2' U' R2 U2' R2') U2' R U' R'

T4- : R' U' R U2' (R2' U2' R2 U' R2' U2' R2) U R' U R

Y1+ : F R U' R' U' R U R' F' R U R' U' R' F R F'

Y1- : F R' F' R U R U' R' F R U' R' U R U R' F'

Y2+ : (R U2' R' U2' R U' R') U' (R' U2' R U R' U R)

Y2- : (y') (R' U' R U' R' U2 R) U (R U R' U2 R U2 R')

Y3+ : (y) (R2 U R2' U R2 U2' R2') U2 (R2 U R2' U R2 U2' R2')

Y3- : (y') (R2' U' R2 U' R2' U2 R2) U2' (R2' U' R2 U' R2' U2 R2)

ペアが2個以上あり、かつC・SでないものがT・Yです。

判断基準についてですが、まずYブロックがあるかどうかを見て、そのあとほかのパーツがどのように配置されているかを見ます。具体的には下の通りです。

・Yブロックがある場合

ペア2つ→T1、ブロック→Y1、ペアなし→Y2、ペア1つ→Y3

・Yブロックがない場合

ヘッドライト→T2、ペア2つ→T3、ペア3つ→T4

T1、Y1は、Yブロックを右前に持ってきます。Y1の±は、ブロックが奥にあったら+、左にあったら-です。T1は3のTperm、Y1+は3のYperm、Y1-はY1+の逆手順を回します。

Y2は、Yブロックを右奥に持ってきます。F面に偽ペアが無ければ+、あれば-です。手順はOLL2つを繋げたものです。

Y3は、Cブロックの部分を左側に持ってきます。F面にペアが無ければ+、あれば-です。手順はスーンのRをR2に変えたようなものを使います。Y3+はR2スーン、Y3-はR2バックスーンを2回やります。

T2は、ヘッドライトをF面とBL面に持ってきます。TブロックがF面にあれば+、BR面にあれば-です。T2+は3のRUFgenのRbと同じです。

T3は、ペアとペアの間(狭い方)にある偽ペアがR線を跨ぐ位置に持ってきます。その偽ペアが切断されて上に上がるように手順を回します。手順は、T3+はF1+二回、T3-はF1-二回のキャンセルです。

T4は、ヘッドライトなしのTブロックをL面に置きます。このとき、R面にペアが無ければ+、あれば-です。T4+はR U R' U (F1-) U2' R U' R'、T4-はR' U' R U2' (F1+) U R' U Rです。

V

V1+ : R' U2 R' dR' R U' R' dR R U R U' R' U' R

V1- : R U2 R2' F R F' R U' R' F' U F R U' R'

V2+ : R' U R U R' U' R' dR' R U R' dR R U2' R

V2- : R U' R' (F U R U' R' F') R U R' F' U' F R U R'

V3+ : R U R2 U' R' U' R U R' U' R' U R2' U R U' R

V3- : (y) R' U' R2' U R U R' U' R U R U' R2 U' R' U R'

V4+ : R' U R' U' R2 U' R U R U' R' U R U R2' U' R'

V4- : (y2') R U' R U R2' U R' U' R' U R U' R' U' R2 U R

Vはブロックとペアが1つあります。

判別方法は、まずペアの位置を見て、Yブロックを作っている場合はY4、ペアがブロックの対角にある場合はV2、ペアがブロックに隣接している場合は、偽バーがあったらV1、なければV3となります。

V1は、左下にブロックを置いて、R面にペアが無ければ+、あれば-です。V1+は3のRUDgenのRbです。V1-の前半は3のOLLにありますね。

V2は偽バーをR面に置いて、ブロックが手前にあれば+、奥にあれば-です。V2+はV1+の逆手順です。

V3・V4は、左上にブロックを置いたとき、F面にペアが無ければ+、あれば-です。V3±とV4±がそれぞれ鏡手順、V3とV4が逆手順です。

B

B1+ : R U R' U' R' U2' R U R U' R2' U2 R

B1- : R' U' R U R U2 R' U' R' U R2 U2' R'

B2+ : R2 U R2' U2 R U2' R U R' U' R U' R2' U2 R U R'

B2- : R2' U' R2 U2' R' U2 R' U' R U R' U R2 U2' R' U' R

Rブロックが2つあります。

B1・B2のいずれもRブロックをF面とBR面に置いて判断します。F面またはL面に偽ペアが見えればB1、見えなければB2です。そして前側のRブロックのペアが左側にあれば+、右側にあれば-です。

B1は最初にセクシーをしてS2Lペアを出し、別のS2Lペアを出して最初に出したS2Lペアからスロットインしていきます。B1+とB1-は鏡手順です。

B2はかなり特徴的な手順です(説明放棄)。B2+とB2-は鏡手順です。

R

R1+ : R' U2 R U' R2' U2 R2 U R' U' R' U2' R U' R

R1- : R U2' R' U R2 U2' R2' U' R U R U2 R' U R'

R2+ : R' U R' U2 R U R U' R2' U2' R2 U R' U2' R

R2- : R U' R U2' R' U' R' U R2 U2 R2' U' R U2 R'

R3+ : R U R2' U R U R U' R' U' R U' R2' U' R U' R' U R

R3- : R' U' R2 U' R' U' R' U R U R' U R2 U R' U R U' R'

R4+ : R' U' R U R' U R2 U R' U R U R' U' R' U' R2 U' R'

R4- : R U R' U' R U' R2' U' R U' R' U' R U R U R2' U R

Rブロックとヘッドライトとペアがあります。

Rブロックでない方のヘッドライトがRブロックのペアに隣接しているかどうかと、Rブロックに偽ペアが含まれているかどうか、の2つの情報からR1~R4を判断します。

R1:隣接、偽ペア有

R2:非隣接、偽ペア有

R3:隣接、偽ペア無

R4:非隣接、偽ペア無

です。

±の判断方法ですが、RブロックがRbの形なら+、Raの形なら-、という判別方法と、それぞれのケースについてパーツの位置を確認する方法があります。最初は前者の方が楽だと思います。

R1はRブロックでない方のペアをR面に持ってきます。F面にヘッドライトがあれば+、無ければ-です。

R2・R3はヘッドライトがF面とBR面に来るようにします。L面にあるペアを見て、それが手前側にあれば+、奥側にあれば-です。

R4はRブロックでない方のヘッドライトをR面に持ってきます。F面にペアが無ければ+、あれば-です。

R1±、R2±、R3±、R4±はそれぞれ鏡手順で、R1とR2、R3とR4がそれぞれ逆手順です。つまりRpermは一見8つ手順があるように見えますが、覚えるのは実質2つだけです。

あとR1~R3は、「Rブロックの方のヘッドライトを最初に下げる」と覚えることができます。

P

P1+ : R' F R2 U R' U R U2' R' U R' F' R F U' F'

P1- : (y) (R' U2 R U2 R' U) R2 (U2' R' U2' R U2 R' U' R U2' R')

P2+ : F U F' R' F R U' R U2 R' U' R U' R2' F' R

P2- : (R U2 R' U R U2' R' U2 R U2) R2' (U' R U2' R' U2' R)

P3+ : F R U' R' U' R U R U2 R' U' R U' R2' F'

P3- : BR' R' U R U R' U' R' U2' R U R' U R2 BR

P4+ : F R2 U R' U R U2' R' U' R' U R U R' F'

P4- : BR' R2' U' R U' R' U2 R U R U' R' U' R BR

Rブロックとヘッドライトが1つあります。

PはRと同じような判別方法ができます。Rブロックでない方のヘッドライトがRブロックのペアに隣接しているかどうかと、偽ブロックがあるかどうか、の2つの情報からP1~P4を判断します。

R1:隣接、偽ブロック無

R2:非隣接、偽ブロック無

R3:隣接、偽ブロック有

R4:非隣接、偽ブロック有

です。

±の判断方法は、Rpermと同じくRブロックがRbの形なら+、Raの形なら-、という判別方法と、それぞれのケースについてパーツの位置を確認する方法があります。

P1は±で開始面が違うのでRb・Raを見た方がいいです。P1+はペアをF面に、P1-はペアをL面に置きます。

P2はRブロックをR面に置きます。F面にペアがあれば+、無ければ-です。

P3とP4はRpermと同じで、P3はヘッドライトをF面とBR面に置いて、ペアがR面の奥側にあれば+、手前側にあれば-です。P4はRブロックでない方のヘッドライトをR面に置いて、ペアがBL面にあれば+、L面にあれば-です。

P3±とP4±はそれぞれ鏡手順、P1とP2、P3とP4はそれぞれ逆手順です。

G

G1+ : R' U2 R2 U2' R' U2 R' U R U2 R' U R2 U2 R2' U2' R

G1- : R U2' R2' U2 R U2' R U' R' U2' R U' R2' U2' R2 U2 R'

G2+ : R U' R2' U' F U F' R2 U2' R' U R U2 R' F U' F'

G2- : F U2' R' U' R F' R' U' R F U' R' U2' R U2 F'

ヘッドライト2つとペア1つがあります。

偽ブロックが無ければG1、あればG2です。G1はペアをR面に置いて、ヘッドライトがF面にあれば+、BR面にあれば-です。手順はヘッドライトがある方を下げると覚えると良いです。

G2はペアがR線を跨ぐようにして、ペアがF面にあれば+、BR面にあれば-です。

C

C1+ : R U2 R' U' R U2' R' U R U R2' U' R U' R U R2' U R

C1- : R' U2' R U R' U2 R U' R' U' R2 U R' U R' U' R2 U' R'

C2+ : R' U' R U' R U2 R2' U' R2 U' R2' U2' R U R' U2 R

C2- : R U R' U R' U2' R2 U R2' U R2 U2 R' U' R U2' R'

C3+ : R2' U2 R2 U R2' U' R2 U2' R2' U R2 U2' R2' U2 R2

C3- : R2 U2' R2' U' R2 U R2' U2 R2 U' R2' U2 R2 U2' R2'

C4+ : (R2' U2' R2 U' R2' U2' R2) U' (R2' U2 R2 U R2' U2 R2)

C4- : (R2' U2 R2 U R2' U2 R2) U (R2' U2' R2 U' R2' U2' R2)

C5+ : R' U2' R F U' R' U' R U F' U R' U2 R

C5- : F' R U2 R' U F R U' R' U R' F' R U' R U2' R' F

C6+ : R U' R' U2 R2 U R' U2 R U' R' U' R U' R' U' R'

C6- : R' U R U2' R2' U' R U2' R' U R U R' U R U R

Cはペア2つが隣接しています。

Cブロックの他にある偽○○の存在で判別を行います。

C1:偽バー+偽ブロック

C2:偽屋根

C3:偽箱

C4:何もない

C5:偽Cブロック

C6:偽Jブロック

のようになります。

開始面はR線を基準に2パターンに分類することができます。

C1・C2・C5・C6はペアがちょうど線で分かれるパターン、C3・C4はペアの片方が線をまたぐパターン、という風になります。

前者の場合はペアがF面に無ければ+、あれば-となり、後者の場合はペアがF面にあれば+、無ければ-となります。

C1±、C2±、C3±、C6±は鏡手順です。C4+とC4-はそれぞれF1- U' F1+とF1+ U F1-です。

S

S1+ : (R' U2' R U R' U R) U (R U2' R' U2' R U' R')

S1- :  (R' U' R U2' R' U2' R) U (R U R' U R U2' R')

S2+ : R2 U2' R2' U2' R2 U' R' U2 R' U' R' U2' R2 U R2' U R

S2- : R2' U2 R2 U2 R2' U R U2' R U R U2 R2' U' R2 U' R'

S3+ : (y') R' U' R2 U' R2' U2 R U R U2' R U R2' U2 R2 U2 R2'

S3- : (y) R U R2' U R2 U2' R' U' R' U2 R' U' R2 U2' R2' U2' R2

S4+ : (R2' U2' R2 U' R2' U2' R2) U (R2' U2 R2 U R2' U2 R2)

S4- : (R2' U2 R2 U R2' U2 R2) U' (R2' U2' R2 U' R2' U2' R2)

S5+ : R' U2' R U' F U' R' U R U F' R' U2 R

S5- : F' R U2 R' U R' F R U' R U R' F' U' R U2' R' F

S6+ : R U R U R' U R U R' U2' R U' R2' U2' R U R'

S6- : R' U' R' U' R U' R' U' R U2 R' U R2 U2 R' U' R

Sはペア2つが対角の位置にあります。

Cと同じようにSブロックの他にある偽○○の存在で判別します。

S1:何もない

S2:広い方に偽ペア

S3:狭い方に偽ペア

S4:ペアを含むブックエンド

S5:偽ペア2つ

S6:偽Jブロック

開始面については、2つのペアに挟まれた架空のペアを基準に、Cと同じく上面を分かつ線を目安にして判断します。

S1:ペア2つがR線の左側にある

S2・S3:架空のペアが右側に収まる

S4:架空のペアが線に触れる

S5・S6:架空のペアが線を跨ぐ

というようになります。

S1~S6のすべてで、ペアが側面の右側にあれば+、左側にあれば-です。

S2±、S3±、S6±はそれぞれ鏡手順で、S2とS3は逆手順、S4、S5はそれぞれC4、C5の逆手順です。

S1はOLL二回を繋げたもの、S2はF1のようなものを回した後F2L、S6+は上上下上と覚えるのがよいでしょう。

I

I1+ : R U2 R' U R' U' R U F' R U R' U' R' F U R2 U R'

I1- : (y2') bR' (R2' U2' R2 U R2' U R2) bR (R U R' U R U2' R')

I2+ : R U' R2' U' F' R U R U' R' F U' R' U R U' R U2' R'

I2- : (y2) (R U2 R' U' R U' R') bR' (R2' U' R2 U' R2' U2 R2 bR)

I3+ : R' U2 R2 U2 R' U2' R' U2' R U2 R U R' U2' R U' R'

I3- : R U2' R2' U2' R U2 R U2 R' U2' R' U' R U2 R' U R

I4+ : (y') R U2' R' U' R U' R U2 R' U' R U' R2' U R U2' R'

I4- : R' U2 R U R' U R' U2' R U R' U R2 U' R' U2 R

I5+ : R U2 R' U' R2 U R' U R U2' R' U R' U R U2 R'

I5- : R' U2' R U R2' U' R U' R' U2 R U' R U' R' U2' R

I6+ : (y2') F (R U2 R' U' R U' R') F' U (R' U' R U2' R' U R U R' U R)

I6- : bR' (R' U2' R U R' U R) bR U' (R U R' U2 R U' R' U' R U' R')

Iはペアが1つだけあります。判別は次のように行います。

I1:偽ペアが対角にある

I2:偽ペアが隣接する

I3:偽ペアが平行にある

I4:偽ペアと偽バーが隣接しない

I5:偽ペアと偽バーが隣接する

I6:偽バーが2つある

開始面は、偽バーがある時はそれを基準に、ない時はペアを基準にすると良いです。具体的には以下の通りです。

I1+、I2:F面にペア

I1-、I3:ペアのコーナーを左上に合わせる

I4、I5:R面に偽バー

I6:偽バーがF面とBR面(U2やMと同じ)

ペアが側面の右側にあれば+、左側にあれば-です。

I3±、I4±、I5±、I6±はそれぞれ鏡手順、I1とI2、I4とI5はそれぞれ逆手順です。

K2・L

K2+ : (y') R U R' U2' R U R' U2' R U' R' U2' R U2 R' U' R U2 R'

K2- : (y') (R2 U2' R2' U' R2 U2') (R' U R' U' R' F R2 U' R' U' R U R' F')

L1 : (R' U2 R U R' U R U' R' U2 R) U' (R U R' U R U2' R')

L2 : (y2') (R U2 R' U R U' R' U' R U') R2' (U' R U' R' U' R U R' U2 R)

L3+ : (y') (R2 U2' R2' U' R2 U2' R2') U (R2 U2' R2' U' R2 U R2' U' R2 U2' R2')

L3- : (R2 U2' R2' U' R2 U R2' U' R2 U2' R2') U (R2 U2' R2' U' R2 U2' R2')

L4+ : (R U R U R' U R' U) R U' R U2' R' U2' R' U' R U2 R'

L4- : (y2) (R' U' R' U' R U' R U') R' U R' U2 R U2 R U R' U2' R

L5+ : (R' U2' R U R' U) R2 (U2' R' U' R U R' U2' R U' R')

L5- : (R U2 R' U' R U') R2' (U2 R U R' U' R U2 R' U R)

L6+ : (R U R' U2 R U' R' U R U2) R2' (U' R U' R' U2 R)

L6- : (R' U' R U2' R' U R U' R' U2') R2 (U R' U R U2' R')

K2とLはヘッドライトが2つあります。

ヘッドライトを構成しないコーナーと、それを構成要素として持つ偽ペア(偽ペアAとする)を基準に判別を行います。

K2:偽ペアAと平行な偽ペアがある

L1:何もない

L2:そのコーナーを挟んで偽Yブロックがある

L3:偽ブロックと偽ペアがある

L4:偽ペアAの両隣に偽ペアが隣接する

L5:偽ペアAに他の偽ペアが隣接しない(かつ、K2ではない)

L6:偽ペアAの片隣に偽ペアが隣接する

開始面は以下の通りです。

K2、L1、L2:R面とBL面にヘッドライト

L3:偽ブロックと偽ペアが手前側に来る位置

L4:F面とBR面にヘッドライト

L5・L6:偽ペアAがR線を跨ぐ位置

手順について、K2-はF1-とT1のキャンセル、L1、L2、L5、L6はOLL2つ、L3+はF1- U T3-、L3-はT3- U F1-です。L4は上上下下と覚えると良いです。

K1・X

K1+ : R2' U2 R2 U R2' U' R2 U R2' U' R2 U R2' U2 R2

K1- : R2 U2' R2' U' R2 U R2' U' R2 U R2' U' R2 U2' R2'

X1 : F U2 R U2' R' U R U R' U2' F' (R' U' R U2' R' U2' R)

X2 : F R U R' F U R' U' F' U R2 U2' R' F'

X3 : R' U' R U' R' U2 R2 U R' U2 R' U2' R2 U' R' U2 R' U R

X4 : R' U' R2 U' R' U R U' R2' U' R2 U R' U' R U R2' U2 R

X5+ : (R' U R U2 R' U2 R U) (R2' U' R U' R' U' R U2 R' U R2)

X5- : (R2' U' R U2' R' U R U R' U R2) (U' R' U2' R U2' R' U' R)

X6+ : R' U2 R' U' R2 U' R' U' R U R' U R' U R2 U' R' U2' R

X6- : R U2' R U R2' U R U R' U' R U' R U' R2' U R U2 R'

X7+ : R2 U' R2' U' F U F' R2 U2' R2' U R2 U2 R2' F U' F'

X7- : R U R2' F' R U2' R U' R' U2' R' F R U R U R' U2' R U' R'

K1・Xは、ペアもバーも全てありません。

判別方法は以下の通りです。

K1:偽Sブロック

X1:偽solved

X2:偽ブロックだけ

X3:偽バー1つ

X4:偽ヘッドライト2つ

X5:偽Jブロック

X6:偽バーと偽ペア

X7:偽ヘッドライト5つ

開始面は以下の通りです。

X1、X7:どこからでもよい(回転対称なので)

K1:F面とBR面に偽ペア

X2:左下に偽ブロック

X3:BR面に偽バー

X4:左右に偽ヘッドライト

X5:左右に偽Jブロックの偽バーの部分がくる位置

X6:偽バーに隣接している方の偽ペアが左端に来る位置

±の判別について、X1~X4は±の判別がありません。それ以外は、

K1:F面の偽ペアが右側にあれば+、左側にあれば-

X5:F面にある偽Jブロックの偽ペアの部分が左側にあれば+、右側にあれば-

X6:F面に偽ペアが来れば+、偽バーが来れば-

X7:F面のエッジとR面の奥側のコーナーの色が同じなら+、そうでないなら-

となります。

最後に手順について。

K1+はF1+三回、K1-はF1-三回のキャンセルです。X7+はG2+とかなり手順が似てます。

おまけ2

流石にメガミンクスの全ての面は片手で回すことが出来ませんでした。dayanの小さくて軽いやつなら出来るかもしれないので、みなさんやってみてください。

はいれすのナンバリング開発記

並べられたはいれす、配列。

というわけではいれすです。今回は私が今まで開発してきたBLDのナンバリングについて話していきたいと思います。

BLDを始めた当初

そもそもなぜ私がBLDを始めたのかというと、2023/04/09に、まっくんがAsRを取ったことに感化されたからです。私も彼のように目隠しでキューブを揃えてみたいと思い、まずはまっさんの解説動画を見てBLDを学びました。

(ちなみにその解説動画がこちら。非常に分かりやすいのでおすすめです)

【初級解法】目隠しルービックキューブ解説 - YouTube

この動画で紹介されていたナンバリングはひらがなナンバリングだったので、必然的に私はひらがなナンバリングを最初に学ぶこととなりました。

そして練習を重ね、5月2日にはついにBLDを初成功します。その時のタイムは18:30.16。おしょい。

というわけでタイムを縮めるためにもっと練習をしようと思っていたのですが、そんなときにまっくんのとあるツイートを見て、衝撃を受けました。それがこちら。

私はそのときオーディオペアという概念は知りませんでしたし、ましては子音と母音で分けるということを当然思いつくことはありませんでしたから、これには非常に驚かされました。

というわけで、私も真似してこのようなナンバリングを作って練習してみることにした…わけではなく。

漢語レターペア

少し言語の話になるのですが、日本語という言語は単語の約半数を漢語が占めています。また漢語はそれを構成する漢字の読み方(つまり音読みのこと)について、二文字目が「ウンチクキツイ」で終わる、などの規則や制限があります。そのため、結果として漢語には、そして日本語には出やすい音と出にくい音というのが決まってくるわけです。

しかし、前述のひらがなナンバリングは、その音の頻度をほとんど無視したものとなっています。ならば、日本語の漢語に出やすい音を集めて、それでナンバリングを振れば、レターペアやストーリーが作りやすくなるのではないか、と私は考えたわけです。

そして6月10日の瀬戸内オフでそれをまっさんに見せたところ、見事にウケました。嬉しかったです。

しかし

しかしながら、この漢語レターペアには一つ欠点がありました。それは音の数が多くなることです。

モーラの数でみると、漢語レターペアはひらがなナンバリングよりも長くなってしまいます。当然、分析文字列は短い方が良いので、これは好ましくありません。

そこで私は思いつきました。そもそも、日本語という言語に縛られなければよいのではないか、と。

人工言語

というわけで、子音と母音がそれぞれ23個ある人工言語を作ることにしました。……したのですが、これには問題点がありました。子音と母音をそれぞれ23個も用意しないといけなくなるとすると、それぞれの中に似通った発音のものが出てきて、区別がしづらくなってしまいます。

そこで、私はこの問題を解決するために、いろいろ試行錯誤をしようとしたのですが、別の問題が出てきたりして、あまりうまくいきませんでした。

そうして最終的に私がたどり着いたのが、こちら。

まず、子音の数については23個用意することにしました。区別についてはやっていくうちに慣れるだろうと判断したためです。

そして母音について。まっくんのナンバリングでは二重ナンバリングと長母音を使用していましたが、それらは使わないことにしました。二重母音を使うとなると口の動きが大変になり、また母音の長短は揃えておいた方が分析の時にリズムを合わせられてよいと思ったからです。

では、二重母音も長短も使わないとなると、どうやって23個の母音を識別すればいいのか。

1つ目は、「音の高さ」を利用する方法です。二種類の音の高さを使えば、単純に母音の数を倍に増やすことができるのです。日本語は音の高低で意味を判別する高低アクセント言語ですので(例えば、雨と飴など)、これは日本人にとって比較的扱いやすいものになります。

2つ目は、「ん」を使うことです。日本語は基本的に子音の後に母音がくっつく開音節言語ですが、一部例外があります。その例外の一つが、「ん」です。「ん」には、すべてのひらがなの中で唯一母音が含まれません。母音の後に「ん」を付けるかどうかで、これもまた母音の数を倍に増やすことができます。

この二つを使って母音の数を、5母音(aiueo)× 2 × 2 = 20個までに増やすことができました。しかし、あと3つ、母音の数が足りません。

そこで私が用いた3つ目の手法が、元の母音の数を増やす、という方法です。aiueoの五母音に加えて、第六の母音「ə」を加えることにより、母音の数は 6 × 2 × 2 = 24個となります。

なお、言語については、スワデシュリストなどから言語の基礎語彙を取ってきて、それにランダムに音を割り振ることによって制作しました。言語名はキツェク(kiceku)語です。(ki:四角、ce:否定、ku:見る という意味)

これから

というわけで、先ほどの二重ナンバリングを使って、まっくんが受験から帰ってくるまでに3-styleの818手順を覚えていこうと思います。あとついでにメガPLLの151手順も覚えようと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

自己紹介

初めまして。「はいれす」といいます。今回はブログの記事の初回投稿ということで、自己紹介をさせていただきます。

プロフィール

名前:はいれす

アクセント:HLLL(「歳月」と同じ)

年齢:16歳、高1(2023/10/29現在)

誕生日:2007/08/30

居住地:岡山県

好きなもの:ルービックキューブ、マイクラテトリス、数学、科学、言語学、SCP、ボカロ(特に界隈曲)

苦手なもの:運動、コミュニケーション

キューブについて

2022年の正月あたりからスピードキューブを始めました。種目、タイム、使用しているキューブはトリコンのマイページを見てください。

https://contest.tribox.com/user/hires1618

現在、僕が在籍している岡山城東高校に、ルービックキューブの同好会を設立する計画を進めています。これに伴い、岡山でキューブの交流会も開催するつもりです。遅くとも来年1月あたりには開催したいと考えています。岡山に住むキューバーの方、あるいはキューバーでない方も是非来てくれると嬉しいです。

イクラについて

小2の頃からマイクラを初め、現在マイクラ歴8年になります。レッドストーン回路とコマンドができます。レッドストーン回路では、特にピストンドアという分野が得意で、いくつか世界記録を取得しています。

現在所持している記録

・Smallest Hidden End Portal (BE), 630b

・First Full Flush Hidden Enchanting Room (BE)

過去に所持していた記録

・Smallest 5x5 Hipster Door (JE), 648b

・Smallest 5 high Expandable Hipster Door (JE), 360b

・Smallest 5x5 Hipster Door (BE), 504b

・Smallest 4x4 TNT Door (BE), 252b

その他

プロフィールでも述べた通り、僕は非常に対人関係が苦手なので(後藤ひとりと同じくらいには)、オフ会などの際には話しかけて頂けると大いに喜びます。あと滑舌が悪くて言葉遣いが荒いです。許してください。何でもはしません。

 

最後に

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